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地ゼミ

Author:地ゼミ
こんにちは。東北大学地学ゼミナール、通称『地ゼミ』です。地ゼミはその名の通り地球科学に関するサークルです。主な活動内容は鉱物や化石の採集、地形の巡検などですが、お花見やBBQ、芋煮などの四季折々のイベントも目白押し!新サークル棟404で日々活動しておりますので、ぜひお越しください。



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採集報告(北赤石・郷六)
今年も寂しいクリスマスを過ごす予定の隊長です。

我が母親ながらさすがですね…
久しぶりに電話で話したと思ったら、突然息子の心をえぐるような発言を…うぅ…(ノД`)

仙台にも雪が降り始め、本格的な寒さがやってまいりました。
最低気温が氷点下を下回ることが滅多にない静岡県出身の僕にとっては、なかなか辛い時期の突入です。

1年の頃の仙台の冬は、最初こそ萩ホール前の広場でかまくら作ったりと、それなりに雪を楽しんでいたものですが、もはや2年目になるとそういう意欲も湧いてこず…(´・_・`)

年末年始はインフルも流行り始めるようなので、体調管理はしっかりしていきたいですね(´д`)


巡検の行き過ぎで割とネタが豊富なので、とりあえず行った順に報告していきたいと思います。


新学期が始まってすぐの週末に行った(←だいぶ前ですね(^^;;)、北赤石・郷六の巡検です。

まずは北赤石へ。
こちらは5月頃に新歓採集で行ったところと同じで、貝類の化石が出る礫岩層を掘りました。
まあ、僕(いや、その他の人も?)の本命は貝化石ではなかったようですが…。

新しく買ったばかりのクラックハンマーを駆使し、
どんどん掘っていったわけですが、結局目的のブツは出ず。多産するハズじゃなかったのか…(´・ω・`)

しょうがないので次の産地、郷六へ。
今回は珍しくAZMが参加しており、高温型石英の産地があるとのことで行ってみました。

藪を通り抜けて小川を少し上流に行ったところで、石英の破片らしきものを発見。
近くにあった凝灰岩を割ってみたり、川底の砂をふるいにかけてみると、結晶面が一部分できている石英が見つかり、産地を特定(`・ω・´)

とりあえず皆結晶面が綺麗に出ているものを見つけようと3時間ぐらい粘りました。



ここで少しお勉強。

高温型石英とは二酸化ケイ素(SiO₂)が573℃以上高温状態で結晶化した石英のことで、正十二面体構造をしています。一方、私達がよく見かける六角柱状の石英(水晶)は低温型石英と呼ばれています。こちらは低温状態で結晶化したものです。
両者を比較してもらうとわかると思いますが、見慣れた水晶(低温型)の柱部分を取り去って頭だけをつなぎ合わせると、高温型石英と同じような形になります(詳しく見てみると違いはあります)。

demae09No18.jpg


鉱物中の原子の配列自体を変化させる(例.黒鉛→ダイヤモンド)、いわゆる“相転移”とは異なり、石英の高温型⇔低温型の変化というのはSi-O-Si結合角の大きさを変化させることで生じるものなので、石英以外の二酸化ケイ素の多形である「トリディマイト」や「クリストバライト」とは違い、特別に鉱物名をつけるのではなく、同じ「石英」という多形の括りの中で、高温型・低温型と区別して呼んでいます。

また、結合角の大きさの変化であるため、高温型⇔低温型の変化は容易に起こります。
従って、現在私たちが目にしている高温型石英というのは、正しくは言うならば高温型石英の結晶形を保ったままの低温型石英ということになりますね。こういうのを仮晶と言います。

そして、高温型の時の結合角で結晶形をつくっているため、温度が下がり低温型に移行する際に結合角が変化して、どうしても歪みが生まれてしまいます。この歪みは結晶が小さい時はそれほど影響がないですが、大きい結晶ではどうしてもこの歪みで結晶形がうまく保てず、割れ易くなったり、結晶内部にヒビが入り汚い外観になってしまいます。

それで、今回採集したのはこちら↓

DSC00682_convert_20131216233726.jpg


左のはかなり透明で結晶面がほぼ全て見える結晶です。小さいですけどね…(^^;)
右のは割と透明で少し大きめですけど、結晶面の一部がえぐられており、わずかにヒビが…

やっぱり大きい結晶ほど割れやすく、透明度も低いようで、凝灰岩中に割と大きな結晶が見えていたとしても、取り出そうとすると粉々になるケースが多かったですね…。大きな結晶で残っているのも、ひび割れて白く汚くなったものが大半で、その多くも結晶面が一部無い状態だったり…。
このようなことから、鉱物派の方々からは“汚い”、“クズ”などと結構不評でした(´・ω・`)

ただ、今年の学祭でこの高温型石英の瓶詰めを一番くじ(無料)の景品として出したところ、配等で同じランクにあった琥珀や水晶よりも断然売れてくスピードが早かったですね。なかなか意外でした。

やっぱり、それなりの容器に入れるとどんな標本でもより良く見えるみたいです。標本の価値だけでなく見せ方の方も重要だと、今回の学祭を通じてよく学ばせていただきました( ´ ▽ ` )
※高温型石英の価値がないと言っているのではありません

というわけで、ルースケースに入れてみました(´∀`)↓
DSC00683_convert_20131216233917.jpg


次は順番的にTHさんだけど、ネタ切れが深刻のようで…(^^;;
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未分類 | 23:57:37 | トラックバック(0) | コメント(1)
コメント
勉強になります!!
氷点下を下まわ
2013-12-21 土 08:29:12 | URL | obs [編集]
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