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地ゼミ

Author:地ゼミ
こんにちは。東北大学地学ゼミナール、通称『地ゼミ』です。地ゼミはその名の通り地球科学に関するサークルです。主な活動内容は鉱物や化石の採集、地形の巡検などですが、お花見やBBQ、芋煮などの四季折々のイベントも目白押し!新サークル棟404で日々活動しておりますので、ぜひお越しください。



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番外編 学名の意味
ども、最近原チャリの走行距離が1000㎞を超えたので、オイル交換をしたTakitakiです。
なぜか前よりも1オクターブほど高かったエンジン音もすっかりもとに戻りました。
オイル交換はめっちゃ重要。

さてさて、本日はアンモナイトも飽きてきたので、古生代編にでも入ろうかなーと思い、三葉虫の写真を用意したのですが、学名を控えるのをすっかり忘れてました。

たぶん、Pseudophillipsia spatulifera じゃないかとは思うのですが、間違っててあとで訂正するのも面倒なので、今回は番外編ということで簡単な学名の意味を書いていきますよ。

まあ、私自身うろ覚えのところもあるので、整理するのにいい機会ですからね。

てなわけでひとつここに例を示します。なにがいいかな?・・・よしきめた。

Fortipecten takahashii (Yokoyama, 1930) にします。

これはタカハシホタテという。地ゼミ内ではおなじみの化石です。化石に詳しくない部員でも、こいつのことは知ってるのも多いのでは?こいつを例にやっていきます。

そもそも「学名」とは、生物につけられた世界共通の名前のことで、国際命名規約(動物・植物・細菌によって分けられる)によって定められます。
学名が指し示す対象は、厳密にはその「種」ではなくて、記載者が記載論文で指定した「模式標本」そのもののみとなっています。
仮に同じ種に二つ以上の学名が与えられていた場合、原則として一番最初に与えられたものが正式とされます。
「タカハシホタテ」という名前はいわゆる和名というもので、一般に使用される習慣的な名前です。


斜体になっている前半部分が属名で後半部分が種小名です。
つまり、タカハシホタテは「Fortipecten属のtakahashiiという種」ということになります。
斜体になっている理由は、地の分と明確に区別するためで下線を引くことでも代用できます。

斜体になっていない部分は、命名者です。命名者に( )がついている場合とついていない場合があります。これは、命名後に属名が変わった場合、( )がつけられます。
たとえばタカハシホタテはもともとPecten属に分類されてましたが、現在ではFortipecten属に分類されてます。
命名者の後の4ケタの数字は命名された年を表します。
要するに「Yokoyamaが1930年に命名。ただし、属変更あり」ということがわかります。

そうそう、私はよくブログとかでも属名の後に「sp.」というものを使います。これは「属名はわかるけど種小名はわからない」という意味です。調べるのが面倒だったり、種小名を断定できない時に有効です。
あと属の上の分類にあたる科まではわかるけど、属種不明のときは、科名を普通の字体で書いた時に「gen. et sp. indet」をつけます。
仮にタカハシホタテの属種がわからなかった場合はイタヤガイ科(Pectinidae)なので、「Pectinidae gen. et sp. indet」と表示されます。

なお、種名に関しては発見者や記載に際してお世話になった人、地名が使われることが多いです。タカハシホタテも標本を研究者に寄贈したタカハシ氏に由来します。語尾が「~i」なら男性。「ae」なら女性です。また地名は語尾が「~ca」とか「~ensis」となります。この辺はラテン語の活用によります。


さて、かなりざっくばらんに解説しましたがいかがでしょうか?ここでは主に動物についてのもので、植物・細菌にはまた別のルールがあります。


まあ、まとまりないですが今週はこの辺で。来週からは掘り出し物探索~古生代編~に入ります。

それではまた来週~。

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地学の小話 | 10:58:28 | トラックバック(0) | コメント(5)

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